天寧寺(東京都指定史跡) │ 東京都青梅市
東京都青梅市にある天寧寺(てんねいじ)境域とは
曹洞宗の名刹(本尊は釈迦如来)で室町時代文亀年間(1501~04)に当地の領主三田弾正政定が再興したものです。江戸時代には末寺三七を数える大寺院でしたが、たびたび火災にあい、堂宇のうち、本堂、禅堂、中雀門、通用門、書院などは江戸時代中期、また、総門、山門、鐘楼、庫裡(庫裏)などは江戸末期の建立です。
丘陵を背景にした七堂伽藍の配置は旧時の状態をよく保っており、都内の曹洞宗寺院として伽藍がよく残っています。
総門は四脚門の冠門。山門は三間一戸、二階二重門、入母屋造、茅葺型銅板葺。中雀門は一間一戸、向唐門、柿葺型銅板葺。本堂・書院及び禅堂は単層寄棟造り、茅葺型銅板葺。庫裡は単層、入母屋妻入造、茅葺型銅板葺です。茅葺であったものを昭和35年(1960)よりの解体修理により銅板葺に変えたものです。
総門前、案内板より
参拝時間は(4月~9月)朝6時~18時、(10月~3月)朝7時~16時30分となっていて
拝観料は無料、大型駐車場もあります。
総門前にて出迎えてくれるお地蔵様 |
参道へと続く江戸末期に建立された総門は四脚門の冠門 |
宝暦10年(1760)の建立された山門、階上には木造の十六羅漢坐像と釈迦如来坐像が奉安されている |
山門に祀られている増長天 |
山門に祀られている多聞天 |
江戸時代中期に建立された一間一戸、向唐門、柿葺型銅板葺の中雀門 |
中雀門の左は僧堂、右は庫裏となっている |
中雀門内の庫裏へと続く回廊 |
三田政定が奉納した銅鐘は国指定重要美術品となっている |
本堂・書院及び禅堂は単層寄棟造り、茅葺型銅板葺になっている |
法堂の様子 |
境内の様子 |
駕籠があった |
山門近くの橋の下を流れる水路 |
石橋供養塔 |
コメント
コメントを投稿